色鉛筆の楽しみ方
色鉛筆は身近にある画材の一つですよね。
気軽に絵を描きたいときや、暇つぶしにも良い画材だと僕は思っています。僕は日頃の仕事の息抜きに色鉛筆で絵を描いています。
そして、色鉛筆の魅力は手軽に描きながら、思わぬ表現に出会えることです。
スケッチブックに猫を描いてみました
何を描くはもちろん自由です。
好きなもの、好きな風景、自分の好きなモチーフを描きましょう。
出来上がりのイメージは必要なし
仕事や依頼に縛られていない、自分の描きたい絵を描きましょう。何かを意識して捕われない絵を描く事が「絵を楽しむ」秘訣です。
出来上がりがどうなるか楽しみに。画材に任せましょう。
デッサンの捉え方
写真のように精密に描きたいのであれば別ですが、多少ミスっても良いし、それが味になりますので、ここをハードルに感じる必要はありません。なんども言いますが、絵を楽しみましょう(^ ^)
違うものに見立てる
猫という意識から一旦離れてみましょう。
大きい山から小さい山がひょっこりはん
小さい山の付け根は丸み、ひし形のフォルムから三角形がニョキ!
じょじょに猫の顔のディティールを意識していきます。
影から描く
色鉛筆は白色もありますが、黒の紙に描いたり、ぼかしを加える以外はほぼ使いません。
明るいところは残しながら色を乗せていきます。(水彩画に似てますね)
特に暗いところを薄く塗ります。
多くの色で「黒」を表現できるので、薄く塗りましょう
目の間は額の間の3分の1。目の高さは耳の付け根。
両頬は目の間の何個分なのかを見ていきます。
耳の描き方次第で全てが狂いそうですが、それでも慌てずに。
耳のせいで目が小さくなったり大きくなった場合は、顔の輪郭を調整すれば良いだけですから。
この辺の狂いは、鉛筆を進めながら直していきましょう。
ここから色で表現していきます。
色はあえて色数を5色に限定してみる
サビ猫であれば、思いつくのは「黒」「茶」「黄」「オレンジ」くらいでしょうか。光る毛並みを表現するのに「青」も欲しいところですが…
でも僕が用意した色は、モチーフにとらわれず、「青・赤・黄」の三原色と「オレンジ」「緑」を用意しました。
なぜ?それは思わぬ表現の発見が欲しいからです。
是非騙されたと思ってやってみてください。最初は少しストレスを感じるかもしれませんが、鉛筆を進めれば、楽しいですよ。
暗いところには5色全部を使ってどんどん色を乗せていきます。
『緑なんてどこに使うんだろ?』
→どこでもいいです。色を乗せてみて!すると他の場所にも乗せたくなります。
プロセス動画
その様子を動画にしています。
この色の使い方の楽しみをみなさんに実体験していただきたいです。
こういう時にもiPadが便利!
愛用しているiPad proに写真を写して描きました。
よく見たいところもピンチ操作(ズーム)で細部を見れるのでとても重宝します。
もちろんiPadでも絵は描けますが、やっぱりアナログ作品は存在が貴重!
気分転換にはアナログがオススメです。
使った色鉛筆
去年の僕の誕生日に、息子が選んでくれたプレゼント品です。